FFCCEoT裏座談会

<一ヶ月経ったけど、どうなるの? 編>




「――と、言うわけで」









「わけで!」









「当サイト『クロサト』が始動してから、
 一ヶ月以上が経過いたしました」








「ました!」









「なので、あちらの世界こと、このページでも、
 これまでの反省と、今後の展望についてお話していきたいと思います」








「おぉー!」









「……」









「……帰ってもいいかな」









「えー、なんでー?」









「なんでもなにも、裏座談会とか聞いてないよ!?
 なんか背景色黒いし、けど顔グラの背景は白いし」








「わざわざbackの色に合わせていたら、
 サイト容量足りなくなりますわよ」








「とにかく! ボクは帰るよ」









「そんなこと言わないでよ、ホクト〜。
 ただでさえ、こっちの座談会はメンバー集まらないんだもん」








「そもそもなんで、この場に女子しかいないんだよ!?
 この手の話題は男性陣にでもやらせておけばいいだろっ!」








「……その発言もどうかと思いますが、まあ、いいでしょう」









「男性陣については、二人は無理矢理連れてきても発言しない。
 もう二人は、連れてくると調子に乗って面倒なことになる。
 以上の問題から、今回はお呼びしておりません」







「カノコもいないしさぁ……
 ホクトが帰っちゃったら、誰がわたしたちにつっこんでくれるの?」








「ボクの存在意義はなんなんだっ!?」









「座談会には、
 会話を弾ませる、ツッコミ・ポジションが必要不可欠ですもの」








「嫌だよそんな役回り! 天然なのと、腹黒いのと、
 両方に一人でつっこんでたら、ボクの身体が持たないだろっ!」








「……なかなか意味深な台詞ですわね」









「〜〜〜〜っ!」









「あ、それと。
 ホクト一人ではありませんわよ」








「?」









「?」









「……そろそろ、頃合いですわね。
 お二人とも、机の下に隠れてくださいな」








「? うん、わかった」









「は? いきなり何?」









「三人ならなんとか大丈夫でしょう」









ごそごそっ

ごそっ

ぷにっ

グサッ


「痛っ!? ぜんぜん大丈夫じゃないよっ!
 なんか左の頬は暖かいのがむにむにしてて、
 右の頬は冷たいのがぐさぐさくるよ!?」







「あーごめん、それわたしの胸だ」









「私もですわね」









「痛いんだよ! 刺さってるんだよ!
 それ外してよ、クロエリッ!」








「あらあら、わたしが脱いでも
 需要があるとは思えませんわよ?」








「――っっっ!!!
 だーもう! あーいえば、こーゆーっ!!」








「そういえば、How you ?」









「この狭苦しい状態で、天使のなっちゃんネタをやるなぁっ!」









「怒濤のツッコミはそのくらいにして、そろそろお静かに」









「?」









「?」









ガラガラガラッ



「……コ、コウスイ、いるのか?」









「!」









「!」









「――フフフ」









「……まあ、いるわけがないか。
 約束の時間にはまだまだ遠いしな。しかし――」








「何もこんな時間に自分の家に呼び出さなくても、なぁ。
 ……そりゃあ、最近はギルドの皆がいるから、
 二人っきりの時間は減ったが……」







「…………」









「…………」









「……いや、いやいやいや、
 まさかなぁ、あの子がそんなこと――」








「…………」









「…………」









「…………」









「……はは、あははは、まいったなぁ――」









「なにがまいったの?」









「ほぁっ!?」










ガラガラガラッ

ビシャッ

ドッテンッガッシャン



「さて、これでしばらくは逃げられませんわね」









「……色々とつっこみたいけどさぁ。
 とりあえず、いつからこの家は引き戸になったの?」








「はっ? なっ! にゃぁっ!?
 お、お前たち、どうして――」








「! まさか!?」









「あー、うん、そのまさかだと思う」









「今回、一ヶ月経ったね裏座談会を開くにあたり、
 ぜひとも貴方様を迎えたく、こうしてお呼びした次第ですわ」








「う、裏座談会だと……?」









「ああっ! よく見たら背景が黒い!」









「ホクトと同じ事言ってるねー」









「…………」









「じゃ……じゃあ!? この手紙はなんだ!?
 まちがいなく、コウスイの筆跡だが――」








「確かに、そのお手紙は私がコウスイさんに書いていただいた物ですわ。
 ……シェルロッタがお読みになったのは、ごく一部ですけどね」








「一部、だと?」









「コウスイさんにはこれまで、
 複数、様々な内容の手紙を書いていただきましたの。
 そしてそれらを――」







「……なるほど、複数枚にわたる手紙を入れ替えていけば、
 書いた本人も知らない内容の手紙になる。ってことか」
(古代語の見本とか言って、それが目的で書かせてたのか)







「おおー」









「受け取る方によっては、
 いけない妄想をしてしまうような、素敵な文面に仕上がりますわよ」








「――っ!!」









「じゃ、四人になったし、座談会始めよっか!」









「……帰る」









「あり?」









「こんなふざけた代物に、付き合ってられるかぁ!
 私は帰るぞっ!」








「気持ちはわかるけどさぁ……
 ここじゃん、シェルロッタん家」








「そ、そもそも!
 人の家で何をやってるんだ!?
 後、コウスイたちはどうした!?」







「事前に、座談会のことはお知らせしましたよ?
 それと、他の方々は村のちみっこ勢と一緒に、
 『激・樹上鬼ごっこ』の真っ最中のはずですわ」







「え! そんなのやってたの!?
 うーん、わたしもそっちに行けばよかったかなぁ」








「……君はなんでもいいのか?」









「とにかく、私は席を外すぞ!」









「……困りましたわねぇ、そうなると――」









「代わりに、コウスイをお呼びするしかありませんわね」









(――ッピク)









(あ、しっぽが動いた)









(わかりやすいよね、あの尻尾)









「けどさ、コウスイ呼んでも全然喋らないって、
 さっき言ってたじゃん」








「……この前のあとがき座談会では、
 吐血しっぱなしだったよね。大丈夫かな」








「……何させたの?」









「発言は期待できませんが、
 そういった反応で楽しむことはできますわよ」








「――っな!」









「……つまり、コウスイをいじり倒すわけだ」









「人聞きが悪いですわね、
 羞恥プレイと仰ってくださいな」








「逆だろ!? せめて!」









「ではシャク・シィ、
 お手数ですが森の方へ――」








「私が参加するっ!」









「あら?」









「お!」









「……はぁ」









「い、いいか! 私はその、
 コウスイが久しぶりに子供たちと遊んで、
 羽を伸ばしているのを 邪魔したくないのであって」







「けっして、あまりこっちの方にコウスイに出て欲しくないとか、
 やきもちを妬きそうになるからとか、
 そういったことでは、まったくないからなっ!」







「……えぇ、承知しておりますわ」









(……しっぽがみょんみょんしてるねー)









(……そうだね)









「では、あらためまして――」














「当サイト『クロサト』が開設してから、
 一ヶ月以上が経ちました」









「ましたー!」









「つきましては、表の方と同じく、この裏ページでも
 反省と今後の方針について、お話ししていきたいと思います」








「おぉー」









「…………」









「…………」








「ではまず、こちらの更新履歴を御覧ください」









09/03/08 サイト開設

09/03/12 落書き一枚追加

09/03/18 topにラフを載せてみる

09/03/20 表のイラストの差分付きを一枚追加

09/03/27 やたらと手間の掛かった落書き一点追加
09/03/28 おまけ追加

09/03/29 メルフォ返信

09/04/01 メルフォ返信

09/04/04 topに落書き



「……落書きが多いけど」









「……表よりもイラストの更新が多くはないか?」









「しかも、こっちのGalleryのは
 ぜんぶ差分付きだよね」








「ちゃんと描いたわけでもないのに、
 javaで色々やりたいがために、差分を20枚ぐらい作ったりもしたね」








「……サイト容量、大丈夫かなぁ」









「現在、10%と少々みたいですわね」









「……しかし、表よりこちらの方が、
 絵の更新が多いというのは、正直どうかと思うぞ」








「えっちなイラストばっか、描いてるみたいに見えるよね」









「……まあ、実際そんな気もするけど」









「管理人いわく、
 表は座談会などで更新しているので、
 同じようにこちらも更新したかったみたいで――」







「しかして、座談会で補うのが難しかったため、
 イラストで更新していった。
 ……だ、そうですわ」







「……なんだかなぁ」









「まぁ、こちらは笑いを取るよりも
 実用的な代物の方が重要でしょうしね」








「……単純なラフでも、Blogに載せるわけにはいきませんし、
 今後も更新頻度の比は変わらないと思いますわ」








「そっかぁ、
 ……ねえねえ、ところでさ?」








「ん?」









「今のところ、こっちのイラストとかは、
 ほとんど、セルキーじゃん?」








「あー……そ、そうだな」









「無印のセルキー♀や、
 RoFのセルキー♀や、
 EoTのセルキー♀などですわね」







「描いてる奴が、奴だからね」









「で、クラヴァットとかが少ないと思うんだよね。
 シェルロッタとかも、もっとあった方がいいと思うし」








「――っ!」









「――っ!」









「そうですわねぇ……セルキー好きに自由に描かせると、
 どうしても偏りますわね」








「その辺、どんなのがいいのか聞いてみたいよね」









「…………」









「…………」









「あとさ、小説とかの方はどうなってるの?」









「……挿絵を追加するかもとか、他の書くとか
 言ってたけど、どうなの?」








「さあ? どうなんでしょう」









「……おい」









「挿絵に関しては難航してて、
 そのうち書くかもと言っていた二つの題材については、
 すでに落書きの方で似たようなのを描いてしまいましたからね」







「どこまでも計画性がないな」









「わざわざ名前入力するアレも、
 今後続けていくのかわかりませんし」








「反応とかどうだったの?」









「まったくわかりませんわね」









「…………」









「…………」









「…………」









「アレに関しては感想がございませんので、
 さっぱり、判断しかねますわ」








「……ないってことは、
 良くなかったってことじゃないの?」








「文章自体の、出来の問題もあるだろうしな」









「……などというのが、
 四月の十七日までの会話でしたのですが」








「……? どうした」









「この座談会の収録中に、お手紙が届きまして、
 件の小説の続きが気になる、との内容でした」








「おおー、ぐっどたいみんぐっ!」









「……ってことは、続けないわけにはいかないよね。
 だとしても、このまま名前入力式でいくの?」








「どうでしょう? ハードルが上がるのは確かですからね。
 要望次第でしょうが、
 この際、主人公はコウスイで確定にしちゃってもいいかもしれませんね」







「……ああ!? そういえばこの話は……」









「……そういえば、あの後決着つかなかったよね。
 料理対決までしたのに」








「……コウスイの奴が審査する前に倒れて、
 結局、有耶無耶になってたな」








「…………」
(なにがあったの?)








(その件に関しては、例の小説のあとがき座談会を参照してくださいな)









(奇怪な方法で語りかけるな!)









「あの話に関しては、ちゃんと決着をつけるということで」









「そ、そうだな……」









「けど、それ以外の話も、色々扱って欲しいよね」









「どうせ、今後もセルキーばっかだろ」









「……さて、それはどうでしょうか」









「?」









「……どういう意味だ?」









「前にも触れた通り、現行セルキーばかりなので、
 いいかげんクラヴァとなどを追加して、
 ぺったん分を充実させたいようですわ」







「……本人たちにとっては、迷惑きわまりないね。
 後、ぺったんゆーなっ!」








「……また、セルキーネタを少し、温存したいようですわ」









「温存? なんで?」









「……確定事項ではないのですが――」









「セルキー中心のCG集か何かを作りたいんだそうですわ」









「――っ!」









「――っな!?」









「――なんじゃそりゃぁっ!?」









「ま、うまくいくかはわかりませんが」









(また、あてられたのか)









「せっかくサイトも出来たので、
 なにがしかの作品は作りたい、と思っていたみたいですわ」








「同人誌とかは作らないの?」









「……考えてはいるみたいですが、
 何分、そういった知識も技術も欠けていますからね」








「とりあえずCG集、もしくはそれに近い物の、
 ダウンロード販売を目指しているそうですわ」








「……買ってくれる人がいるのか?
 そもそも、金を取れる物が出来るのか」?








「…………」









「…………」









「…………」









「…………」









「……やることに意義がある。
 と、本人は申しておりました」








「…一発ひっぱたいてやるから、ここに連れてこい!」









「……それ、いつ頃出来るの?」









「どうでしょうねぇ……
 年内に出たらいい方ですわね」








「内容はセルキーばっかなの?」









「無印のPCセルキーや、
 ハナ・コール、フィオナ王女などを。
 また、EoTなど他作品からも出すやもしれませんわ」







「……今、セルキーじゃない人の名前がなかった?」









「また、CG集はそれぞれのキャラごとに、小説を付けるようですわ」









「きっと、差分が多いんだろーね」









「多すぎてもアレですが、容量は十分あるでしょうからね」









「……だがまあ、
 セルキー中心ということは、私たちの出番は無いな」








「……そうだね」
(その分、サイトの更新に呼ばれそうだけどね)








「あ、シェルロッタは、
 出番ありますわよ」








「――っなぁ!
 どういうことだっ!?」








「それはですねぇ……
 ちょっとお耳を寄せてください」








「ん? こうか」









「――ひそひそひそ――」









「…………?」









「…………っ!!」









「……とまぁ、こんな所だそうですわ」









「なっ……にゃっ……なっ……なぁっ!?」









(しっぽすごいねー)









(ああ、空も飛べそうな勢いだね)









「そ……そ、そ、そ、それはいいのかっ!?
 人としてっ!?」








「大好物だそうですわ」









「最低だっ! 最低の極みだっ!!」









「……荒れてるなぁ」









「細かい内容に関しては、後々発表して参ります」









「もう、作ってるの?」









「ええ、牛歩並のスピードですが」









「こうして発表したからには、
 なんとか完成させるしかないね」








「はぁ……はぁ……」









「……そろそろ皆さん帰ってくる頃合いですわね。
 では、お開きにしましょう」








「ほーい」









「こんな感じで、
 管理人の描きたい、書きたいものを、
 どんどん出していきたいと思います」








「それらが
 皆様にも楽しんで頂けたら、嬉しいです!」








「……い、意見、要望、お待ちしています」









「……ただ、その…あんまりアレなのは…ごにょごにょ」









「どしどしお送りください」









「おいっ!」









「それではこれからも、
 こっちも、あっちも、どうかよろしくお願いしますっ!」








「…………」









(……この座談会、ボクはいなくても良かったんじゃ……?)














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(09/04/19)