
「……イリーナさん、ゲーム中とデザインが違くないですかー?」

「――っ!?」

「あー、言われてみれば、
イリーナって、花飾り両サイドに付けてたような?」

「髪の色も、もっとピンクっぽかったような……?」

「いやー、あのねー……」

「……なるほど、読めたぞ」

「!?」

「攻略本の資料だけを基にしたので、
色合いやデザインが離れたのだろう!」

「ぐぅ……!」

「ふん、考え無しにでしゃばってくるから、
恥を晒すことになるのだ」

「……でも、別にそんなに気にすることでもないよね」

「……」

「そーよねー、良くあることよねー」

「あ! こら、誤魔化すな!」

「さて、現行数は少ないですが、まだまだ追加していくつもりです」

「リクエストの品はできるだけ描いていきますので、
どうかお待ちくださいませ!」

「まだまだリクエストもお受けしておりますので、
見てみたい服、着せてみたい装備がございましたら、
どんどんお送り下さい!」

「いいのかなー、そーゆーこと言って。
今の段階で既に、処理能力が追いついてないじゃん」

「いいんじゃない?
私たちが困るわけじゃないし」

「いや、思いっきり影響は受けると思うよ」

「と言うか、一番困るのは私だっ!」