FFCCEoT座談会

< ほわいとでぇ 編>
その壱








注 意!

「今回の話は、オチに色々と問題があります」









「このサイトのノリがわからない、
 もしくはTOP絵で若干ひいた場合などは、
 閲覧を見送ってくださいませ」







「……やばいとおもったら、
 すぐにお医者さんに見てもらってくださいね。
 では、どうぞ」














「う〜、ん〜、う〜ん……」









「ん? コウスイ?」









「え? あ、シラ・ハか」









「一人でなにうなってんだ?
 ……あんま悩んでると、ハゲるぞ。
 図書館の変態ジジイ並に」







「……その言い方はどうかと思うけど」









「で?
 まじでどうしたのよ?」








「いや、その……
 この前、『ばれんたいんでぇ』って、いうのががあったよね」








「おお。
 そういや、お前の村には今まで無かったんだっけか?」








「うん、たまたまレンちゃんが話したらしくて、
 それがきっかけで、みんなやってみたらしいよ」








「お前、うちのメンバー以外にも、村中の女性陣、
 妹分から、隣のお姉さん、ちょっとませた女の子から、人妻、未亡人(?)まで。
 あらゆるヒロインからチョコもらってたよな」







「いや、それは……その……」









「あー、だいたい読めたぞ。
 もうすぐ『ほわいとでぃ』だからな、
 チョコのお返しを考えてたんだろ?」







「……あの後レンちゃんに言われたんだ。
 『チョコのお礼は、三倍にして返さないと、
 今後生きづらくなりますよ』……って」







「……そっか。
 まあ、ぶっちゃけそーゆーイベントだからなー」








「……」









「ま、そう落ち込むなよ。
 プレゼント目的だとしても、 お前から欲しかったんだろ?
 みんなに好かれてるのは確かだよ、な?」







「……うん、ありがとう」









「よし、つまりは女性陣へのお返しで悩んでたんだろ?
 俺に任せろ! 先輩として見事なアドバイスを…… 」








「あ、いや、みんなへのお返しは大丈夫なんだ」









「……へ?」









「ばれんたいんから二週間ほど経った頃、
 ……みんなの欲しい物リストが、
 レンちゃん経由で回ってきたんだ」







「用意周到だな……けどちょっとまて、
 じゃあ何で悩んでたんだ?
 渡すもんは決まってんだろ」







「みんなへのプレゼントは決まったんだけど……」









「じゃあ、あれか。
 原材料が『ふるけん』とか、
 そーゆー難易度の話か?」







「そういうわけでもないんだ。
 実は、一人だけリストに欲しい物が書いて無くて……」








「あれま。
 一体誰だ?」








「……シェルロッタ」









「――ッ!」








「……」









「……」









「……」









「……シャルロッタ……の姉御?」









「……うん」









「………お返し?」









「………うん」









「…………アレの?」









「…………うん、アレの」









「…………」









「…………」









「……くそ、やっと忘れられたと思ってたのに。
 また、口ん中がチョコずっぱくなっちまったじゃねぇか」








「……ごめん。
 でも、ちゃんとお返ししなくちゃまずいだろうし」








「だな。
 他の娘は、何か言ってなかったのか?」









「レンちゃんに聞いてみたら――」












「べ、別に私は、コウスイからお礼が欲しくて渡したわけではない!
 ただ……他のみんなが渡しているのに、私が渡さないと……
 ほら、コウスイもきっと気にするだろうし……ごにょごにょ」










「――って、言ってたって」









「あー、それぜったい期待してるな、姉御」









「……他のみんなも、そう言ってたよ」









「しっかし、アレはやばかったよなー。
 まだ身体の中に、チョコが残ってる感じがするぜ」








「僕一人じゃどうにもならなくて、
 シラ・ハにアカハラ、センだけじゃなく、
 ウルズやフェルプルにも手伝ってもらったよね……」







「ちみっ子どもは、周りのやつだけでダウンしたけどな。
 アカハラの奴はこまめにさぼるし、
 最後まで食いきったのは、お前とセンだけだったんだろ?」







「……最後は、二人で鼻を半分こしたんだ」









「……そっか。
  やっぱ、最後まで頭部が残ったのか」








「粉々に砕いて、やっとだったよ……」









「……」









「……」









「……とりあえず、アレについてはもう一度忘れよう。
 で、お返しについて考えようや」








「……はい」









「で?
 何か思いついたのはあるのか?」








「う〜ん……
 女の子が好きそうな物とか、
 なんとなくで思いついたのはあるんだけど……」







「……姉御が喜びそうかはわからない、か。
 姉御の好きそうなもんとか、
 今までプレゼントしたもんとか無いのか?」







「……昔は摘んできた花とか、
 捕ってきた魚とか喜んでくれたけど……」








「……成人した後も、それじゃーまずいだろ」









「けど、シェルロッタの好きな物と言ったら、
 そんなのしか思いつかないんだ」








「お前がくれるもんなら基本喜ぶだろうしなぁ、
 逆にわからねぇか」








「……うん、かといって
 いまさらみんなに聞くのも気が引けるし」








「……摘んできた花か。
 そういや、さっきウルズ達と散歩してたとき、
 面白いもん見つけたんだった」







「? 面白いもの?」









「おう! 
 そうだな、案外、姉御へのプレゼントにはいいかもしれないぞ。
 ほい、これだ」







「?
 これは……植物?」








「ああ、知らねぇか?
 『マタタビ』っていうんだ」








「……マタタビ?」









「マタタビ」









「……それって、あの、
 猫が酔っぱらった風になる、といわれる?」








「はにゃ〜んで、
 うにゃ〜んになるぞ。
 いや、まじで」







「……いや、
 いやいやいやいや。
 これをどうしろと!?」







「ネコ科なら、キマイラでも効くらしいからな。
 姉御もきっとヨロコぶだろうよ」








「いやいやいや、
 まずいって!」








「まあ、あれだ。
 そう珍しいシチュエーションでもないし、
 主人公なら一度は通る道だ。がんばれ」







「シチュエーション!?
 いや、そもそもシェルロッタに
 効果があるとは限らないし――」








「効果無いと思うのか?」









「……」









「……」









「……多分、
 効くと思います」








「どー見ても、
 ネコ科だもんな、姉御。」













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