「あーちょっとまって。
何にするかは任せたし、まだ中身は見てないんだ。
……よっと」
パカッ
「……」
「……?」
「ん? これって……?」
「……パスタ、なのか?」
「ペペロンチーノだな」
「……なあ、コウスイ」
「……なに?」
「お前んとこのねーちゃんは、
オレらを丸まると太らせて、どうする気なんだ?」
「……いや、別に……そういうわけでは……」
「……なんか、そんな風にゆーと、
とたんに魔女っぽくなるね」
「……シェルロッタだけではない、
と言ったところか」
「ふむ、シェルロッタと言えば……」
「あん?」
「あー、そーいえば、最近シェルロッタさん、
座談会には出てませんよね」
「……そういえばそうだね、どうしたんだろ」
「そうですわね、たしか――」
「ホワイトデー以降、
まったく出番がありませんわね」
「ギクッ!」
「……」
「……」
「……」
「………まあ、最近は八人でやることが多かったからね。
さすがに九人は多すぎるんじゃない?」
「だったら、シラ・ハでも抜けばいいじゃん」
「ちょ!?」
「やめて〜、
オレはツッコミからボケまでこなせる、
貴重なおーるまいてぃーきゃらなのよ〜」
「……だから君は煩わしいんだよ」
「そのぐらい、センでも出来るぞ」
「やらんぞ」
「まあ、顔グラの直しが終わっていない、
という、あんまりな理由もありますが」
「シェルロッタさん、
顔グラ多いですもんね」
「二パターンで、表情の変化も多いからね……」
「本人に参加する気がないわけではないようですし、
そのうち出番もあるでしょう」
「あっ! そういえば!」
「どうしましたー?」
「コウスイやシャエルロッタは、顔が二種類もあるのに、
なんでわたしたちは、一つしかないの?」
「え、あ、そのぉ……」
「……一応全員、
複数のパターンを作る気だったようだがな
どうにも間に合わなかったらしい」
「……じゃあなんで、
コウスイとシェルロッタはわざわざ作ったの?」
「凡庸性が高かったみたいですわね。
特にシェルロッタはゲーム中で、顔がころころ変わりますから、
一パターンだけでは、微妙だったようですわ」
「……あれ?
でもクロエリさんとアカハラさんも二パターンありますよね?」
「つーても、
二人のは前に描いたヤツの流用だけどな」
「ユーク族は表情の変化がないからな、
差分がほとんどないぶん、無理にでも変化を付けようとしたのだろう」
「あ、そっか!
わたしたちも、前に描いたのを顔グラに使えばいいんだ!」
「……やろうとはしたみたいです。
ただ、シャク・シィやコウスイは、思いっ切り顔が違うので、
流用は難しいそうですわ」
「ええ〜!? なにそれ〜」
「……一応、今後追加するつもりはあるみたいだから、
もう少し、待ってみよ? ね?」
「シラ・ハについては、殴られ顔を追加する予定だそうだ」
「なしてっ!?」
「顔グラの種類が少ない。
にも関わらず、差分は異様に多い。
この二つが反省点ですわね」
「……じゃあ、そろそろ別の話に行こうか。
一応反省会なわけだし、ほら、コウスイ」
「あ、はい!」
「ええと、こちらの更新履歴を御覧ください」
09/03/08 一応サイト開設
当サイトの概要については
下記のリンクからどうぞ
祝 開設
09/03/14 座談会追加
ほわいとでぇ
編
09/03/16 キャラ紹介追加
09/03/17 とりあえず、四人分出来ました
全員集合 編
09/03/20 イラスト一枚追加
ついでにtop絵も替えてみる
さらについでに、こっちとむこうに前描いたイラストを一枚追加
09/03/27 うりゃ
09/04/01 やっと小説追加
一章の……とりあえず半分ですorz
リンク様一件追加
その他色々修正
09/04/10 FFCCEoT小説、一章完成。
あとがきも追加して、前回のも色々修正しています。
「こうして見ると、色々やってるんですねー」
「色々手を出しすぎて、中途半端になってるけどな」
「イラストなどはほとんど追加できていないな…。
量でいえば、座談会ばかり作っていた気もするぞ」
「まあ、元々これがやりたくて、サイトを作ったようなものですからね」
「たしかに、一番力を入れてるコンテンツだとは思うよ」
「無責任な発言が多かったよなー。
オレが言うのもなんだけど」
「己の器量を量り損ねた。
と、いうことでしょうね」
「……」
「……あのー、コウスイさん。
一ついいですか?」
「? なに、カノコ?」
「この更新履歴を見てて思ったんですけど――」
「――『向こう』とか、『うりゃ』とかって、
……何のことですか?」
「――っ!」
「――っ!」
「……」
「……気付いてしまった、か」
「あー、それはねー――」
「セ、セン! お茶のおかわりはいらないか!?」
「あ、ああ! ちょうどもらおうと思っていたんだ。
頂こう」
「ああ!?
けど大変だ、お茶っ葉がもうないぞ!」
「……じゃあ、しゃーねぇ。
カノ、悪いけどイリーナさんとこ行って、
茶葉もらってきてくれよ」
「あ、はい。わかりました〜!」
「き、気をつけて行ってきてねー」
「急がなくていいからねー」
「はい! 行ってきまーす!」
ガチャッ
バタンッ
てってって
「……」
「……」
「……」
「……ふぅ」
「……見事な連携でしたわね」
「何も、そこまでしなくてもいいだろうに」
「……カノコだけ仲間はずれとか、
みんなひどくない?」
「いや、別に仲間はずれにしているわけじゃ……」
「……ただ、そういった下世話な話を、
彼女に聞かせたくないんだよ」
「……そういったネタで成り立っているサイトで、
何をぬかすか」
「その意見にゃ賛成だけどよー。
オレも大好きだけどよー。……やっぱなぁ。
もしカノに、あのページを開いた状態で――」
『このページは何ですかー?
なんで女の人の(以下略)』
「――って、聞かれた日にゃぁ、
……オレ、切腹しか思いつかないぜ?」
「……僕も」
「……右に同じ」
「……俺はまったく、問題ないぞ?」
「――っ、お前という奴はっ!」
「ねえねえ、あっちはあっちで、
反省会とか、今後の話とかってやるの?」
「一応、やる気はあるみたいですわよ」
「そっかぁ。……あ、そういえばこんど同――」
「ただいま戻りましたー!」
「――っ!?」
「お、おおっ! お帰り〜、早かったじゃねーか」
「な、何も、そんなに急がなくてもよかったんだよ?」
「それがですねー……
まず最初に、謝りたい事があるんです」
「あら、どうなさいました?」
「あのですねー、
頼まれたのは緑茶なんですけどー、
持ってきたのは紅茶なんですー」
「……そうか。
だが、まあ……」
「うん、別に問題ないよ。ありがと」
「よかったですー。じつは、
お家を出てイリーナさんのところに行こうと思ったら、
ウァルトリールさんにお会いしたんですー」
「ああ、あの魔人ユークか」
「装備品名で呼ぶなよ、たしかに似てるけど」
「――で、お使いのことを話したら、
『いい紅茶があるけど、いるか?』って言われたので、
その場で紅茶の葉と、あと、クッキーも貰ったんですー」
「えっ! クッキー!?
ちょうだい、ちょうだーい」
「こらシャク・シィ! 机の上に乗り出すなっ!
今お皿を用意するから、ちょっとまて!」
「おー、しかもこのクッキー手作りだな。
レンちゃんが作ったのか?」
「いや、たぶんウァルトリールさんだと思う。
あの人、料理は得意だから」
「魔導を研究するものは、料理も得意なことが多いですからね。
独り身となれば、尚更でしょう」
「……小さい頃は、
何度かご馳走になったこともあったよ」
「……ふむ、だいたい反省会も終わったかな」
「問題点が単純至極だったからな」
「後は……アクセス数などから、
状況を話そうかとも思っていたのですが」
「三月三十日から、ぐーんと増えたよね」
「それだけ、影響力が強いんでしょうねー
すごいですー」
「色々と面白い話は出来そうですが、
建設的な意見は難しそうですので、
今回はスルーしておきますわ」
「今は毎日三十近くカウンター回ってるもんな、
一ヶ月前は一桁も珍しくなかったのに。
……お祝いでもすっか?」
「……この辺境の地としては、
たしかに喜ばしいことではあるな」
「あ! お祝いといえば!」
「……今度は何だ? シャク・シィ」
「ほら、アレだよアレ、
メールフォーム!」
「? 何のことですか?」
「もし、お便りが何通か来たら、
お祝いにお赤飯炊こう、って話だったじゃん」
「……そんな話があったのか?」
「あー、うん。
サイト開設時のメルフォの説明で……言ってたような……」
「なら、俺らは知らん話だな。
その頃は、顔グラも出来ていなかった」
「よし! 今からイリーナのとこ行って、
お赤飯炊いて貰おっと。
コウスイ! ほら立って!」
「え? あ! ええ!?
シャク・シィ!?」
「急いでみんなの分作ってもらって、運んで来なきゃ。
コウスイも手伝って!」
「ええ!? ちょっと待ってシャク・シィ!
それはまた後で――」
ガチャッ
バタンッ
タタタタッ
「行ってらっしゃ〜い」
「……あっという間に、引きずられていったね」
「どうしてあいつは、
こうも、振り回されるのが似合うんだろうな」
「……踏んだ場数が違うんだろ」
「さて、主人公が退席してしまいましたわね」
「……まだ、今後の方針についてが終わっていない状態、でな」
「とりあえず反省会は済んでるし、
二人が戻ってくるまで、休憩でいいんじゃない?」
「むしろ、それしかないな」
「うし。じゃあ、まあ、
紅茶飲みつつ、クッキーつまむか。
ホクト、茶ぁ頼むわ」
「今煎れてるとこだから、待ってよ。
それと、クッキーは二人の分も残すんだよ」
「この鍋一杯のペペロンチーノはどうする?」
「……好きなだけ食べなよ」
「この混沌ぐあい……なかなかに居心地がいいですわね」
「……赤飯も、ここに追加されるのだろうか」
「それは…」
「……勘弁してほしいな」