「はわわわ!?」
「ふいー、危ない危ない」
「おい、こら、シャク・シィ!
いきなりなんだ!?」
「じつに見事なスライディングだったな。
シラ・ハが笑える顔とポーズで転がっていったぞ」
「それはほっとけ、いつものことだろ」
「はぅっ……」
「いやー、せっかく八人揃うのに、
ちょっとこっちでドタバタしてね。
遅れて心配描けてもアレだから――」
「シャク・シィさんだけ、走って連絡に来てくれたんですね」
「うん、そゆこと」
「……で、勢い余ってシラ・ハに突っ込んだと」
「いやー、だって、
ちょうどいいとこに突っ立ってたんだもん、
礼儀として、スライディングの一つは必要でしょ?」
「……ああ、必須だな」
「なんでだよ!?」
「あ! みなさん来たみたいですよ」
「――なにも、そこまで言わなくてもいいでしょう?
もう少し、彼女を信用してあげてくださいな、セン」
「信用してる、していないの話ではない!
ふざけて彼女をけしかけるなと言っているんだ!」
「いや、あの二人とも……もう着いたみたいなんで……」
「……相変わらず大変そうだな、コウスイ」
「ああ、ホクト。
ごめん遅くなった」
「センがだだをこねるものですから」
「な・ん・だ・と!」
「はわわわ、センさん落ちついてください」
「……やれやれ」
「まあいいさ、とにかく全員揃ったんだ。
とっとと始めてよ、コウスイ」
「え!? 僕が!?
今回はホクトが進行役じゃ……」
「ボクは嫌だよ、そんな胃に穴が空きそうな仕事。
一応のところ主人公なんだから、
きみが仕切ってよ」
「二軍だけならホクトが指揮を執るべきですが、
まあ、フルメンバーで最初ですし、
コウスイが執るべきでしょうね」
「がんばれー、コースーイ」
「がんばるですー」
「……わかりました」
*
「ええと今回、
EoTでのメンバー八人がやっと集合いたしました」
「集合、というか、
顔グラが出来た、ってことだけどね」
「本来なら、最初から揃っているはずだったのだがな」
「ま……無茶な話だ」
「……なので、我々八人について、
一人ずつ、お話ししたいと思います」
「ただでさえ、当サイトは、
オリジナルの設定が全面にでていますからね」
「ちゃんと紹介しておかないと、
わかりにくくてしょうがないよ」
「……紹介しておけば、
問題ないとも言えんがな」
「と、とりあえず以下にリンクを……」
「ん?」
「どうかした、セン?」
「いや、今気付いたのだが……
八人いるのか?」
「え?」
「あらあら、本当、
七人しかおりませんわね」
「ああ!? そう言えばシラ・ハさんが!」
「あー、そう言えば、
さっき転がってったきりだね」
「ええ!? 転がったって、
何があったの!?」
「ごめん、ごめん。
わたしが吹っ飛ばしちゃった♪」
「ムーに勝るとも劣らない、
見事なチャージだったぞ」
「……だから、
シャク・シィをけしかけるなとあれほど……」
「まぁ、いいじゃありませんか。
正直なところ、八人もいると面倒ですし」
「ええ!?」
「あー、それはあるね。
人数多いと、かったるくなるし」
「四、五人くらいがちょうどいいよねー」
「そ、それはそうかもしれないけど……」
「けど、けど、
このまま進めるわけにも行かないですよ!?」
「……そうですわね。
では、これを代わりに置いておきましょう」